農地転用の手続きは行政書士の業務です。
行政書士の業務も幅広いのですが、どの業務に関しても「初回無料相談」とうたっているHPをよく見かけます。
では、農地転用に関する相談も無料が多いのでしょうか
「農地転用 無料相談」googleで調べてみましたらかなりのHPがヒットしました。やはり他業務と同様に無料相談を行っている行政書士が多いようです。
では、農地転用にあたり初回の相談では、どのような資料により、何を判断するのでしょうか。
<申請予定土地が市街化区域か市街化調整区域か非線引き区域か>
どの地域かによって手続きの難易度、完了までの期間、煩雑さが変わります。
これにつきましては、都市計画図や市町村のHPにて閲覧確認ができます。
<登記事項証明書、公図の確認>
・登記名義人が申請人と一致しているか
・登記されている地目と現況が一致しているか
・抵当権、根抵当権等が設定されていないか
・仮登記が設定されていないか
・その他障害となる登記がされていないか
実際に最新の登記事項証明書を取得して上記について確認する必要があります。
<現地の確認>
・境界が確定し、杭が入っているか
・雨水等を流す側溝等の確認
・前面道路の幅員等の確認
・盛土切土が必要かどうか
・隣地の農地に対する影響
<その他役所での確認>
・青地か白地か
・他法令の規制の有無
・農地のランク
・土地改良区の手続き
実際、他の行政書士業務は、面談による相談である程度聞き取りをすることで方向性が出るケースが多いように感じております。
しかし、農地転用に関しては、上記のように資料や聞き取りだけでは不明確な部分が多く、実際に現地の確認や役所での調査を行って初めて方向性について判断できるということになります。
当事務所におきましては、上記の相談調査には、相当の労力がかかると考えており、間違った回答ではなく、より正確な回答をするために事前調査は有料とさせていただいております。
ご持参された資料に基づいての相談 11,000円
現地調査、役所での調査を含む相談 33,000円
何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。